※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

「オンスク.JP」という名前は耳にしたことがありますが、社会保険労務士講座も開講しているのでしょうか?

「オンスク.JP」はサブスクリプションと聞きましたが、月額いくらなのでしょうか?

社労士M

本記事では「オンスク.JP」に対するこうした疑問に加えて、オンスク.JPの社労士講座の特徴などをお伝えします。

✔今回の記事でわかること

  • 「オンスク.JP」について
  • 「オンスク.JP」社会保険労務士講座の特徴
  • 「オンスク.JP」社会保険労務士講座の問題点
  • 「オンスク.JP」の評判(主にツイッター登録者の評判)

下の目次を開きますと、「今回の記事でわかること」に関連した記事に飛ぶことができます。

 

オンスク.JPの社会保険労務士講座

「資格の学校TAC」といえば、難関資格の合格者を多数輩出するスクールとしてよく知られています。そのTACが100%出資して運営を始めたのが、今回ご紹介するオンスク.JPです。

運営開始当初のオンスク.JPでは「日商簿記3級」の学習アプリしか利用することができませんでした。しかし現在は多くの講座をオンラインで提供しており、受講料はサブスクリプション(月額制)です。

オンスク.JPでは、月額料金を支払うことで、開講しているすべて講座を受講できますし、サブスクリプションの対象講座には「社会保険労務士講座」も含まれています。

そこで今回は、オンスク.JPが提供する社労士講座について、その特徴や問題点、受講生の評判などをわかりやすくお伝えします。

 

様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】

 

本記事を担当した私の紹介

社労士M

私がこの記事を書きました。

名前:社労士M

経歴:平成23年(2011年)社会保険労務士試験に合格しました。その後、平成26年(2014年)に「特定社会保険労務士」を社会保険労務士名簿へ付記して、労使紛争の解決に取り組んでいます。
特定社労士とは、個別労働紛争における代理人としての業務が認められた社労士のことです。
社労士試験合格後は、都道府県社労士会の判例研究会や労働紛争研究会などの研究団体に所属して、労務管理に関する書籍執筆にも参加しました。

社労士試験合格後も、セミナー講師や書籍執筆等の研鑽を積んできましたので、読者の方々へ有益な情報を提供できると自負しております。

 

合格のためにスクールの社労士講座を勧める理由【難易度からの理由】

オンスク.JP社会保険労務士講座についてお伝えする前に、社会保険労務士試験が難化したことについてお話させてください。

社労士試験は2015年(平成27年)から著しく難化しました。

下の表は、現行の試験制度がスタートした2000年(平成12年)から2014年(平成26年)までの合格率です。

ご覧のとおり、表の期間の平均合格率は8.4%となっています。

ところが、試験水準が難化した2015年以降の平均合格率(下の表)は5.7%まで低下しており、直近の令和4年試験の合格率は5.3%と平均合格率を下回りました。

令和3年試験は、近年としては珍しく7.9%と高い合格率となりましたが、そのことで難易度が低下した訳ではありません。

難易度が低下していない理由については、下にリンクした参考記事で解説しています。

また平成27年試験以降、社労士試験が難化した理由についても、下にリンクした参考記事で詳しく解説しています。

 

さて、資格スクールの合格率ですが、難化した2015年以降も概ね10%~20%代で推移しており、スクールが提供するカリキュラムにより学習知識やテクニックを学ぶことが合格への近道といえるでしょう。

ちなみに社労士試験を独学で合格することができるのか否かについては、「受験データ」等を基に考察していますので、ご興味のある方はご覧になってください。

今回ご紹介する「オンスク.JP社会保険労務士講座」は多くの毎年多くの合格者を輩出している資格の学校TACが運営するオンスク.JPが提供しています。

オンスク.JPは月額制なので、他の通信講座に比べて始めやすいのが特徴です。

本記事ではオンスク.JPの社労士講座について、現行の試験制度で合格した私の考察を交えつつ、読者の方々にわかりやすくお伝えしていくので、最後までご覧頂けますと幸いです。

 

「オンスク.JP」について

繰り返しになりますが、オンスク.JPとは「資格の学校TAC」が100%出資して運営を始めたオンラインスクールの名称です。

オンスク.JPに登録すると、開講されている60以上の講座をすべて受講できます。しかも受講料は1,078円(税込)のサブスクリプション(月額制)です。

このサブスクリプションをオンスク.JPではウケホーダイと呼んでいます。

今回の記事では「社会保険労務士講座」のみをお伝えしますので、ウケホーダイの詳しい解説は省略することを予めご了承ください。
ウケホーダイの詳細は、オンスク.JPホームページをご覧ください。

 

様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】

 

オンスク.JP「社会保険労務士講座」の特徴

ここからは、オンスク.JPが提供する社会保険労務士講座についてお伝えしていきます。

読み進めていく前に、まずはオンスク.JP「社会保険労務士講座」の概要をご覧ください(下の表)。

プラン名
  • ウケホーダイ・ライト(機能制限版)
  • ウケホーダイ・スタンダード
価格
  • ウケホーダイ・ライト:月額1,078円(税込)
  • ウケホーダイ・スタンダード:月額1,628円(税込)
受講できるサービス
  • 講義動画(入門講座と試験10科目)
  • 問題演習(多肢選択式を含む364問)
  • 教材はPDFテキスト
教育訓練給付金制度の利用 利用できない
その他 ウケホーダイ・ライトは、以下の機能が利用制限されます。

  • 音声ダウンロード
  • キーワード検索
  • スライドダウンロード
  • 問題復習機能
  • 特別問題(多肢選択問題)
  • みんなの学習ノート

講師について

オンスク.JP社労士講座を担当している講師は、社会保険労務士として活躍されている金本絵美先生です。

金本先生は、公務員として奉職された経験がありますので、難解な条文・通達などについて、丁寧に解説してくれます。

多くの初学者は、聞き慣れない法令用語に面を食らってしまい、学習を進めることに難渋すると思います。

オンスク.JPの社会保険労務士講座ならば、法令用語から学ぶことができますので、初学者のファーストステップとして役立つことは間違いありません。

ちなみにオンスク.JPに無料登録しますと、社会保険労務士講座の一部である「法令用語」が視聴できます。

サブスクリプションについて

他のスクールが提供している社会保険労務士講座のサブスクリプションは4,000円程度しますが、オンスクJPの社会保険労務士講座は、わずか1,078円(税込)から受講できます。

全試験科目の動画講義が受講できるのに、月額1,078円(税込)は、破格のプライスといっても過言ではないでしょう。

また月額1,628円(税込)のスタンダードですと、講義音声やスライドをダウンロードできますし、さらに復習問題、反復問題、特別問題(多肢選択式問題)も利用することができます。

間違えた問題を反復学習することや、選択式問題に慣れることは、本試験対策として欠かすことができません。

社労士試験の基礎を学ぶに際して、その先の上級者レベルの学習を見越したいのであれば、多くの機能が利用できる「ウケホーダイ・スタンダード」で学習することをオススメします。

TACが運営するメリットについて

前述したようにオンスク.JPは、TACの100%出資子会社ですので、教材や演習問題にTACのノウハウが織り込まれています。

TACの社労士講座で学びたいが、学習について行けるか自信がない受験生は、ぜひオンスク.JPの社労士講座を受講してください。

社労士M

サブスクリプションで「TAC」のノウハウを享受できるのも、オンスク.JPの魅力ですね。

ちなみに、オンスク.JPで運営責任者(代表取締役)を務めているのは、TACの社労士講座で講師を務めていた谷岡直樹先生です。

谷岡先生が運営責任者ということは、オンスク.JPの社労士講座は、必然的にTACのノウハウを踏襲しているといえるでしょう。

ツイッターでも、オンスクJPの講師陣がTACの講師なのでわかりやすいと評価されている方がいました。

社労士M

ちなみにTAC社労士講座の受講生のうち、2021年本試験に合格された方の人数は442名ですので、全合格者(2,937名)のうち約15%がTACの受講生となっています。

問題演習について

オンスク.JPの社労士講座には、初級から上級までの問題が用意されています。

スタンダード講座受講生だけが利用できる反復問題や多肢選択式問題も含めると364問(令和6年1月時点)が用意されているので、応用問題にも対応できる内容となっています。

なお、多肢選択問題とは、受験生を悩ませる選択式試験の対策問題です。本試験で選択式問題に不安が残る方は、直前対策として1~2か月程度利用してもよいでしょう。

下のYoutube動画は、オンスク.JP社労士講座で用意されている、多肢選択式問題のガイダンスです。選択式試験の問題がオンライン上でおこなえるので、とても便利です。

ところで下の画像ですが、オンスク.JPの社労士講座で用意されている問題演習のページです。各問題は一問一答形式で出題されますから、知識の定着にはとても役立ちます。

出典:オンスクJP社労士講座

オンスク.JPはマルチデバイス対応ですから、隙間時間を使って問題を解くことが可能です。

忙しいけど重要な論点は忘れたくない方は、オンスク.JPの問題演習を隙間時間に繰り返し解き、知識の定着を図ることをおすすめします。

学習時間について

配信されている動画は、1本につき5~10分程度なので、隙間時間を利用して講義を見ることができます。

わずかな時間でも受講できるのが、オンスク.JPの魅力です。

実際ツイッターでも、仕事の休憩時間や隙間時間を利用して学習をされているとツイートされている方がいました。

学習科目について

オンスク.JPに登録をすると、社労士講座だけではなく、様々な資格の講座を受講できます。このサービスは「ウケホーダイ」と呼ばれ、オンスク.JP最大の特徴としてアピールされています。

例えば、社労士講座を受講中に、労働契約法と密接に関連している民法についても学びたいのであれば、民法の講義がある行政書士講座を受講して学ぶことができます。

また社労士試験の学習がうまく進まず、他の資格に受講を切り替えたい思えば、開講されている講座は受け放題なので、追加の受講料を支払うことなく、講座を変更(追加)することができます。

このように他の講座も受講し放題というのが、サブスクリプションで運営しているオンスク.JP最大の魅力といえるでしょう

 

様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】

 

「オンスク.JP」社労士講座の問題点

低価格のサブスクリプション(月額制)で学べるオンスク.JPですが、60以上の講座を開講しているがゆえの問題点(デメリット)もあります。その点を以下に挙げていきます。

合格レベルに達する講座ではない

オンスク.JPでの学習スタイルは、配信されている講義(全107回)を基にして、問題演習に取り組むのですが、問題数が402問と少ないので、合格レベルに到達するのはかなり難しいと言わざるを得ません。

同じサブスクリプションで受講できる「ヤマ予備(山川靖樹の社労士予備校)」は、社労士講座専門の予備校で、問題数も1,500問以上と充実しています。それと比べて「オンスク.JP」の社労士講座は1/3程度の問題数なので、本格的な学習したい受験生には少なすぎるかもしれません。

また、多くのスクールでは受講生をサポートするサービスがありますが、オンスク.JPでは「みんなの学習相談」という掲示板しかありません。担当講師からの助言等を受けられないことは、受講生にとって心細いでしょう。

合格レベルに到達するために、1つのスクールに絞って受講されたい方は、価格や講義スタイルなどから、下にリンクしたスクールをオススメします。

法改正や白書などの対策講座が「オンスク.JP」にはない

社労士試験対策として、避けて通れない法改正対策・白書対策の講座が、オンスク.JPにはありません。

オンスク.JPは配信型のコンテンツでなので、法改正による撮り直しや条文番号の修正をすることはあっても、法改正に重点を絞った講義は用意されていません。

実際、オンスク.JPの講座では法改正に不安があるとツイートされている方がいます。

法改正対策・白書対策を受講したい場合は、別のスクールの単科講座を申込みをするしかないのです。

 

「オンスク.JP」の評判と合格実績

最後にオンスク.JP社労士講座の評判(口コミ)と合格実績についてご紹介します。

口コミ(Good)

下のツイートの方は、オンスクで動画講義を視聴して、市販のTACテキストと大原の問題演習アプリで補強すれば、とても頭に入ると評価されています。

ツイート参考書籍


下のツイートの方は、10年間のブランクの後にオンスクで学習を再開し「復習には丁度いい」と評価されています。

下のツイートの方は、オンスクを5月末から6月中旬まで利用し、総復習に役立てたようです。

口コミ(Bad)

法改正対策や白書対策がないオンスクに不安があるようです。ただし法改正箇所の修正はおこなわれていますので、極度に不安にならなくてもよいと私は思います。

下のツイートの方は、オンスクの内容が「入門レベル」で、浅すぎると不満を述べています。オンスクは独学者の補助講座的な内容なので、学習経験者には浅く感じるかもしれません。

合格実績

オンスク.JP社労士講座の受講者が、どの程度合格したのかは公表されていません。

ウケホーダイというサービスで講座を提供しているので、受講生に対して合否確認をおこない、集計するようなことはしていないのでしょう。

そもそもオンスク.JPは「独りで学ぶ方を応援したい!」をモットーにしているため、カリキュラムを組むことはしていませんし、多くのスクールでおこなわれる直前期の法改正・白書対策講座もありません。

オンスク.JP社労士講座は、確実に合格を目指すための講座というよりも、初学者の基礎固めまたは独学者の補助のための講座といえます。

このような講座なので、合格実績から講座のレベルを判断することはできませんでした。

 

様々な資格学習が1078円でウケホーダイ!【オンスク.JP】